マザーハウス レコーディングスタジオ

【 基本的なロックバンド編成でのレコーディングの流れ 】

● ベーシックトラックの録音 ●
まず最初にドラムス、ベース、リズムギター等のベーシック(基本)になるパートを録音します。 基本的にベースやキーボードはDI (ダイレクトボックス)を使い、 ギターアンプ、仮歌等は別のブースに分れて音がかぶらないように録音します。 その際、アンプのキャビネット(スピーカー)等は各ブースに設置したまま 仮歌以外の演奏者全員がドラムが設置された同じブース内(Aスタジオ)で演奏します。 これはベーシックトラックの場合(特にロック等)、 各自顔を見合わせて演奏をした方が全体的なノリ(流れ、リズム等)を 日頃のライブやリハーサル時の状態での演奏に より近付ける事が出来やすいというメリットがあるからです。 始めてレコーディングされるバンドの方達でたまにある事なのですが 日頃の練習では使っていないのにレコーディングだからといって クリック(メトロノーム)を流し、無理にそれに合わせようとして中々うまく行かずに 時間を無駄に使ってしまうという場合があります。 レコーディングだからといって必ずしも正確なリズムに合せて録音 しなければならないという決まりはありません。 ここで大切なのは前記したように日頃のライブやリハーサル時での 自分達のリラックスした良いノリの演奏をいかに音源に残すか という事の方が実際のレコーディングにおいては非常に重要な要素になって来ます。
● オーバーダビング ●
次に最初に録音したベーシックトラックに楽器のソロパートや コーラス、メインボーカル等を重ねていきます。
● トラックダウン・ミックスダウン ●
レコーディングの最終段階の作業になります。 ミックスルームのみを使い今まで録音した各トラックの 音量(レベル)や定位(パン) リミッタ−やイコライザーなどのダイレクト系のエフェクターや ディレイやリバーブのような空間系のエフェクターを掛けて 幾つものトラックの音をLRの2チャンネルにまとめ 最終的なマスター音源を仕上げます。


【 良くある質問 】

●ミックスダウン(編集作業)は1曲どれぐらいの時間で出来ますか?
だいたいの目安としてラフ(簡易)ミックスで45分 通常のミックスダウンで1時間半〜2時間となります。 ラフミックスと通常のミックスダウンの違いは ラフミックスは簡単なデモテープ用、 通常のミックスダウンは一般にリリースされているCD等の マスターテープとして使用する為の音源に最低限掛かる時間とお考え下さい。 エンジニアにリアルタイムで細かい注文等をしながら仕上げていく場合は さらにそれ以上の時間が掛かるとお考え下さい。
● 実際のレコーディングとMTR(マルチトラックレコーダー)等で 自分達でレコーディングした場合とどうゆう違いがあるんですか?
この質問に関してはこちらをお読み下さい。


【 レコーディングの前にご用意して頂く物 】

●曲の構成が分かる『歌詞カード』か『歌詞が書いてある譜面』等
オリジナルの曲をレコーディングする場合、 お客様からすればいつもやり慣れている曲なので構成等はある程度頭に記憶されていますが、 エンジニアからすればその日始めて聞く曲となる事が殆どですので 楽器のソロパートやボーカル等のオーバーダビングの際、「2番のBメロの途中からもう一度お願いしま〜す。」 と言うような場所の指定があった場合、これら(歌詞カードか歌詞が書いてある譜面) が用意されていないと瞬時にその場所を呼出す事が出来ません。 結果的にはそれが時間のロスとなってしまいお客様のご予算に負担を掛ける事になってしまいます。
●お客様がエンジニアに参考にしてもらいたいと思っているCD等の『音源』
これは必ずしもご用意頂かなくてもいいのですが もし当日エンジニアに録ってもらいたいと思っている音を口答で説明 しずらいと思ったり、一般にはあまり知られていないようなアーティストの 音源を参考にしてもらいたいと思っている場合は その音源をご用意頂いた方がより伝えやすくはなるでしょう。 ただし、注意して頂きたいのはいくら参考にする音源をご用意頂いたとしても 実際最終的にできあがった音がその音源と殆ど同じようになるという事はまずありません。 それは演奏している人間、録音する人間、使われた機材、使われたスタジオ等 の環境が違うのであればやはり音も違ってきます。 あくまでも「こうゆう雰囲気で」とか特定の楽器の音色等を「これに近い感じで」 という範囲内で参考にするとお考え下さい。


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